×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

恋に落ちる瞬間




あなたがいないと

息すらできない

そんな恋愛できないと思ってた





目があったとたん、電気が走る。
会った瞬間、その人だとわかる。

一目ぼれってそんな感じって、人に聞く話とか本とかで聞いたことがあった。
だけど、そんなこと私にはありえないって思っていたの。
あなたに出会うまで。

それは突然訪れた。
まずは声。あなたの声を聞いた瞬間、身体が吸い寄せられるような感覚がした。

「今日からここで一緒に働かせていただくことになりました。よろしくお願いします。」

そう告げたあなた。
でも、私はあなたの発する言葉の意味さえ理解できなかった。
ただ、その声に。その姿に。惹きつけられた。
みんながあなたの周りに円を作って、質問攻めにしている間もただただ立ち尽くすことしかできなかった。
ふと、我に返った時は円の中心にいたあなたがなぜが目の前にいて、

「よろしくお願いしますね。」

と告げたときだった。
あなたは、自分に近づいてこない私をみてきっと気を使って挨拶してきただけ。
でも、そのとき私は息がつまるほどの胸の鼓動を感じていた。

「うん。」

それだけ答えるので精一杯。
顔をあげることすらできなかった、私。
そんな私を気にもとめず、横をすり抜けていった。
そのときの匂いですら、私の五感を刺激した。

その夜、私はあなたのことを考えて眠ることが出来なかった。
細胞があなたを求め、体中を暴れているそんな感覚。
冷静になれ、と自分に言い聞かせても言い聞かせても。
そんなことお構いなしに暴れ続けた。
理屈では説明できない、感情。
そんなものに産まれてはじめて知った感情だった。





あなたがいると

息がくるしい

そんな恋愛初めて知ったの





* * * * * * * * * * * * *

2007/03/27




←詩的散文に戻る